HSKは1984年に北京言語学院(今の北京言語大学)で開発が始められ、1986年に初めて中国語能力検定試験システムが中国国内で実施されました。 1989年から正式に中国語能力検定試験センターが発足し、 1991年、シンガポールで、オーストラリア、日本等海外で初めて試験が行われ、
1992年に国家レベルの試験に昇格しました。この時から、中国教育部(中国の文部科学省)は、国家中国語能力検定試験委員会を設立して、当該委員会で直接にHSKを管轄し、HSK証書も発行しています。 委員会の傘下には中国語能検試験委員会の事務所が置かれ、北京語言大学の中国語能検試験センターと共同でHSKの試験事務を担当しています。
HSKの最初は、試験場は北京言語学院に限られ、毎年一回だけでしたが、その後は、中国国内及び世界各地の試験場も受験生人数も大幅に増えてきました。現在では中国国内の35の都市と、
世界中の37の国家でHSK試験を行われています。2005年末までに、HSKを実施している地域は120数カ国、受験生は延べ50万人に及びました。この他中国の少数民族の人たち50数万人が受験しました。
HSK試験が、海外でどんどん増えていく中国語を勉強する人が中国語試験に対する新しい要望をもっと満足させるため、 中国国家の中国語連盟は、中国国内と海外の中国語教育学・言語学・心理学や教育測量学などの分野の専門家を組織し、十分な調査と海外の実際の中国語教育状況を理解したうえで、
近年の国際言語試験の研究の最新の研究成果により、一新して2009年11月から新中国語能力検定試験(HSK)を頒布し、どんどん広めている。
新HSKは筆記試験と口述試験の2つのパートがあります。筆記試験と口述試験が互いに独立していて、 筆記試験はHSK(一級)、HSK(二級)、HSK(三級)、HSK(四級)、HSK(五級)、HSK(六級)、口述試験はHSK(初級)、HSK(中級)、HSK(高級)を含んでいます。口述試験は録音 形式で行います。
筆記試験
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会話試験
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HSK(六級)
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HSK(高級)
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HSK(五級)
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HSK(四級)
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HSK(中級)
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HSK(三級)
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HSK(二級)
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HSK(初級)
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HSK(一級)
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新HSKのそれぞれの等級は《国际汉语能力标准》と《ヨーロッパ言語共通参考標準(CEF)》の対応関係により下表の通り:
新HSK
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語彙量
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言語力
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国际汉语能力标准
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ヨーロッパ言語共通
参考基準
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HSK(六級)
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5,000以上
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HSK(六級)に合格した受験生は聞こえたものや読んだものを楽に理解することができ、口語または文語を使ってスムーズに自分の伝えたいものを表現できる。
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五級
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C2
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HSK(五級)
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2500
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HSK(五級)に合格した受験生は中国語の新聞や雑誌を読め、映画やドラマを鑑賞でき、ある程度まとまったスピーチをすることができる。
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五級
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C1
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HSK(四級)
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1200
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HSK(四級)に合格した受験生は中国語で比較的に幅広い領域の話題を持って話すことができ、中国語を母語とする者と比較的にうまく交流ができる。
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四級
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B2
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HSK(三級)
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600
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HSK(三級)に合格した受験生は中国語を使って生活・学習・仕事など基本的なコミュニケーションができ、中国で旅行するとき、ほとんどの場合コミュニケーションができる。
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三級
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B1
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HSK(二級)
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300
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HSK(二級)に合格した受験生は中国語でよく使う日常の話題についての簡単な対話ができ、中国語初級のよい水準に達する。
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二級
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A1
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HSK(一級)
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150
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HSK(一級)に合格した受験生は非常に簡単な中国語の単語や文を理解し使うことができ、コミュニケーションで具体的に必要なことを満たし、中国語をさらに学ぶ能力を備える。
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一級
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A1
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新HSKは元のHSK中国語能力試験のレベルを引き継ぎ、中国語を勉強する成人向けの試験である。その成績はさまざまな需要を満たすことができる。
1.学校の人員募集、クラス分け、授業の免除、単位の授与の参考の根拠になる。
2、求人機構での社員の採用・指導・昇進の参考の根拠になる。
3.中国語を学ぶ者が、自分の中国語の応用能力の理解や向上のための参考の根拠になる。
4.中国語の教育関係の会社・指導機構の教育の質または教育成果を評価するための参考の根拠になる。
試験が終わって3週間以内、受験生はネット検索で本人の中国語試験成績を見つけることができ、「国家汉办」から贈られた新HSK成績結果がもらえる。